~ 品川女子学院での最後の授業でした! ~
いよいよ!いよいよ!今日という日がきてしまいました。
2009年5月に生徒さんたちと新商品開発プロジェクトを立ち上げ、知恵をしぼってきましたが、とうとう最後の授業になりました。そしていよいよ新商品として発売される1品が決まる日です。
岩女メンバーは、最優秀賞として発表する「1品」を知っていたのですが、授業の前には緊張のボルテージがあがりっぱなし。最優秀のチームに表彰状をわたすためにいっしょに来ていた弊社の役員も、いつになくそわそわしていました。
生徒さんの司会で始まった最後の授業は、最優秀賞の発表からスタートしました。
弊社の役員が「最優秀賞は3年B組の商品です!!」と発表すると、200名を超える生徒さんたちが一瞬しーんとなりました。そして、その後に大きな歓声と拍手が!
選ばれた生徒さんたちだけでなく、全クラスの生徒さんたちが一同に祝福している様子に心打たれました。
そもそも、新潟・長岡でおせんべいをつくっている私たちが、品川女子学院の生徒さんたちと新商品をつくるきっかけは、弊社社長・槇から漆校長先生に送った一通の手紙から生まれたご縁でした。小さなご縁が大きなプロジェクトに成長したのです。漆校長先生から、「今回のコラボレーション授業を通じ、生徒たちは『人の縁の大切さ』、『仕事のやりがい』を学ぶことができた」とおっしゃっていただきました。
当日、出席できなかった槇社長からは、生徒さんたちにお手紙を送らせていただきました。そのなかで「生徒さん、お一人、お一人がプロダクトマネージャーのように、新商品づくりに取り組んでくださった」とありましたが、生徒さんたちの一生懸命な姿に、岩女メンバーも自分たちの仕事への誇りと自信を感じることができました。
槇からの手紙には、生徒さんたちへサプライズが書かれていました。
それは・・・、
「クラス代表に選ばれた商品は、順次、商品化していく」というもの。
というのも、5品ともターゲットや季節をしぼったクオリティーの高い商品に仕上がっていたからです。
最優秀の1品は、7月の役員プレゼンテーション、9月の白ばら祭でのモニターアンケート結果、役員会議、営業部会などさまざまな意見を踏襲して選びましたが、非常に難航しました。5品とも練りに練った企画なので、ぜひとも商品にして、みなさまに食べていただきたい!という意見が多数出たためです。
商品はつくっただけでは売れません。今後、パッケージデザインをつめたり、営業活動をしたり、記者発表をするなど、コラボ商品をヒット商品にするためにいろいろな部署のがんばりが必要です。生徒さんたちとのお付き合いはこれからも続くことになるかと思いますが、授業としては最後になるので、岩女メンバーから生徒さんへごあいさつをさせていただきました。
3-A担当 石田綾子 いっしょに商品をつくることで、生徒さんたちとは、いろいろなメーカーのお菓子をこれでもかというほど食べ、研究しました。悩んだり、笑ったり充実した時間を過ごすことができました。 |
3-B担当 斎藤恵美子 ふだんは開発という仕事で黙々と試作をしています。生徒さんたちの前で授業するのは慣れないことが多く、ハードルも高かったけれど、商品化が決定した今がスタートラインだと思って、前向きに取り組んでいきたいと思います。 |
3-C担当 梅山裕美子 元気のいいクラスでいつもパワーをもらいながら、普段の仕事では味わえない経験をしました。これから商品として発表するにあたって、みんなに自信を持ってお出しできる商品にしたいと思っています。 |
3-D担当 小川真奈美 入社以来、人事部に所属し、商品開発は私にとっても初めての経験でした。みんなの一生懸命さと絶対商品にするという熱い気持ちが、私を後押ししてくれました。 |
3-E担当 濱保理英子 開発を長くやっていると、つい「つくりやすい商品」を考えてしまうこともあるのですが、生徒さんたちとの授業を通して「ほかにはない新しいもの」に取り組む姿勢を学びました。 |
リーダー 長谷川勇太 「商品開発」は難しいことだけれど、この経験を通じ、自分の考えをもつことの重要さ、自分の考えを人に伝える大切さを学んでいただけたと思います。生徒さんたちと過ごした1年半で、みなさんが成長していく過程が見られて、先生という職業もいいなと思うこともありましたが、やっぱり自分は商品開発という仕事が好きなんだなと再認識できたのも収穫だったと思います。 |
2011年2月にはみなさまに商品をご紹介できる予定です。
商品化までの道のりも引き続き、こちらのブログでご紹介させていただきます。今後ともよろしくお願いします。