岩塚製菓「知る・楽しむ」

いわつかブログ

2012年03月09日福島県南相馬市での復興支援

2011年3月11日の東日本大震災より1年。


岩塚製菓でも何かできることはないかと考え、同年7月8日に明日へつなごうプロジェクトを始動し、約半年間福島県南相馬市の小学校を中心に復興支援活動を行ってまいりました。その背景には、南相馬市の方が長岡市へたくさん避難されてこられたというご縁があり、子ども達においしい感動をお届けし、被災地とつながっていこう、そういった思いから南相馬市の小学校で活動させていただくことになりました。児童の皆さんには、出前授業と題しておせんべいができるまでのビデオを見てもらったり、実際におせんべいづくりを体験してもらったり、お米や米菓について学ぶ勉強会を開きました。これまで全部で7回、全16校(1615名)の児童の皆さんに出前授業を行いました。その活動の様子は揚げたてちゃん号活動レポートで紹介しています。


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揚げたてちゃんとは、ふわっとを揚げる移動型デモンストレーション機で、実際に生地を揚げ、味付けまでの工程を見ることができ、できたての状態で「ふわっと」を味見することができます。主に、全国のスーパーやイベント会場などで展開おり、その機材を積む車を「揚げたてちゃん号」と呼んでいます。


私も4回ほど出前授業に参加させていただきました。南相馬市はとても青空がきれいでのどかな町並みです。長岡市が大雪でも、南相馬市が快晴で驚いたこともありました。しかし、津波の被害で田んぼの中に船があったりする痛々しい光景も目にしました。


ここに住んでいる子ども達は元気かな…と、不安が頭をよぎりました。


でも、小学校に着くと、校長先生や教頭先生が温かく迎えてくださり、体育館で準備を始めると、「こんにちはー!」「わぁーおせんべい屋さんだ!」と元気いっぱいな声が飛び交ったことを思い出します。授業でも、一瞬で「ふわっと」が揚がる瞬間に「すごーい」と驚いてくれたり、できたての味に「おいしい!」「もっと食べたーい」と喜んでくれた顔を見ると、心配していた気持ちも一瞬で吹き飛び、むしろ私やメンバーみんなが元気をいただいていました。


準備で先生や児童の皆さんが手伝ってくれたり、先生から「こうやって見ると私はよく岩塚さんの商品を買っていました」という嬉しいお言葉をいただいたり、宿泊したホテルやおそば屋の店員さんから「頑張ってくださいね」と声をかけていただいたり、児童の皆さんからお礼のお手紙をいただいたり…南相馬市の方々の温かさに触れながら活動することができました。


当社の活動に対してご協力いただきました南相馬市教育委員会ならびに小学校関係者の皆様、保護者の皆様へ厚く御礼申し上げます。また、当日の活動でお越しいただきました報道関係者の皆様へも感謝申し上げます。
これからも当社は被災地復興支援活動を続けてまいりますので、今後とも変わらぬご協力とご支援をいただきますようお願い申し上げます。2月26日の東京マラソンで、南相馬市の桜井勝延市長が完走されたという喜ばしいニュースを目にし、これからも日本が完全復興へのゴールを目指して元気になることを当社も応援していきます。
被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。


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